映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

邦画『クロユリ団地』 救いはないんですか!?

家族と共にクロユリ団地に引っ越してきた二宮明日香。母親に頼まれて隣人に挨拶へ行くが、気配はするのに部屋から出てこない。 不審に感じて部屋へ入ってみると、隣人は死亡していた。特殊清掃業者の笹原から「関わらない方がいい」と忠告を受けるが、責任を…

洋画『ザ・サークル』 プライバシーのシェア

↑Amazonリンク 主人公メイはIT企業「ザ・サークル」に就職するんですが、この会社が何となくGoogleを思わせるような雰囲気。 そしてこのサークルは、超小型カメラを世界中あらゆる場所に設置してライブ配信するシステム「シー・チェンジ」を発表し、世間を賑…

アニメ『PERFECT BLUE』 幻想に入り交じる現実

未麻は事務所の意向で夢だったアイドル活動を卒業し、女優の道へ進むことになった。その一方ではインターネットで美麻のなりすましサイトが開設されており、サイト運営者のストーカー行為に恐怖しつつ、自分よりも美麻らしい日常を送る偽物の自分に葛藤を覚…

洋画『教授のおかしな妄想殺人』 哲学者が血迷った結果

自分の存在意義や人生の道標を見失っていた、哲学科教授のエイブ。しかし教え子のジルと立ち寄ったダイナーで、偶然ある判事の悪行を耳にし、エイブは目覚めたように“生きる意味”を見出す。 それは、悪徳判事暗殺への挑戦だった。 ↑Amazonリンク 悪徳判事の…

洋画『ピクセル』 究極のVR!?ゲームオタクが世界の英雄に!!

友好目的で地球外生命体に向けてゲームの映像を送ったら、宣戦布告と誤解されてしまった!「ヴォルーラ星人」と名乗る異星人からゲームを実体化した攻撃を受け、地球はピンチに見舞われる。 そこで大統領ウィルは、幼馴染で元天才ゲーマーのブレナーに協力を…

邦画『ぼくが処刑される未来』 人が人を裁く重さ

突然光に包まれた次の瞬間、幸雄は取調室にいた。警察から5人もの命を奪った罪を問われるが、全く心当たりがない。それもそのはず、ここは25年後の世界。 幸雄は「未来犯罪者消去法」に基づき、未来に犯す罪を償う為に過去から連れて来られたのだった。 ↑…

洋画『マッド・ダディ』 パパママだって完璧じゃない

ある日、各地で親が我が子を死亡させる事件が多発。 カーリーの通う学校では、殺意に満ちた保護者達が「うちの子を出せ!」と押し寄せていた。 殺戮現場となった学校から何とか脱出したカーリーだったが、事件を聞いた父親ブレントも家に向かっていた…。 ↑Am…

邦画『娼年』 神秘的とは言っても動揺を隠しきれない迫真の演技

「女なんてつまらない」と言ったリョウに、ボーイズクラブのオーナー御堂静香は娼夫の仕事を持ちかける。何事にも興味を持てなかったリョウだが、性を通して人が表に出さない悩みに触れ、この仕事に魅力を感じるようになる。 ↑Amazonリンク CMを見てからず…

短編『サムライエッグ』 (『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』より)

スタジオポノック制作の、3つの短編で構成される作品『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』 どれも独特な視線で描かれた物語でしたが、その中で『サムライエッグ』は気付かされることが多かったです。 ↑Amazonリンク アレルギー検査って実際に食べてみ…

邦画『世界から猫が消えたなら』 全部、全部、ありがとう。

いつもと変わらないある日。僕は余命わずかと宣告をされた。家に帰ると“悪魔”と名乗るもう一人の自分がいて、死なないで済む方法が一つだけあると言ってきた。 それは「この世界から一つだけ何かを消す。その代わりに一日を得る」というものだった。 ↑Amazon…

洋画『イット・カムズ・アット・ナイト』 相手が見えない恐怖

↑Amazonリンク 映画は病に冒され衰弱した老人男性を葬るシーンから始まります。 登場人物は何かの感染症を恐れて避難生活をしているんですが、この映画が独特なのはその感染症との距離感が掴めないこと。 ホラー映画に出てくる奇妙な病気って、次々と仲間が…

洋画『ストーカー』 家族がほしかった

スーパーの一角にあるDPEショップに勤務するサイ。 彼の接客は誠実で丁寧だったが、中でも常連客のニーナ・ヨーキンとその息子ジェイクには特別な思いがあった。写真を通してヨーキン一家の幸せを覗いて来たサイは、いつしか家族の一員として自分を重ねるよ…

邦画『王様とボク』 大人になんかなりたくない

6歳の時に事故で意識不明になったモリオ。 友達のミキヒコとトモナリは、この悲しみを思い出さないように生きていた。 ところが12年経った今、奇跡的にモリオの意識が回復し、ミキヒコは病院を訪ねることに。しかし、モリオの体は18歳に成長していたが…

洋画『40男のバージンロード』 大人になってからの友達作り

恋愛至上主義で、恋人のゾーイに尽くしてきたピーター。 しかしプロポーズをした後、自分には結婚式でベストマン(介添人)を頼める友人がいないことに気付く。 ゾーイが友達から「同性の友達がいない男は“濡れ落ち葉”になる」と忠告されているのを聞いてしま…