映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

邦画『クロユリ団地』 救いはないんですか!?

家族と共にクロユリ団地に引っ越してきた二宮明日香。

母親に頼まれて隣人に挨拶へ行くが、気配はするのに部屋から出てこない。
不審に感じて部屋へ入ってみると、隣人は死亡していた。

特殊清掃業者の笹原から「関わらない方がいい」と忠告を受けるが、責任を感じて引き寄せられてしまう明日香。

そこから幻聴や幻覚に襲われるようになる。



Amazonリンク



主演の明日香役は前田敦子さんなんですが、父親役は勝村政信さん、母親役は西田尚美さん。

「あらぁ、この二人もこんな大きな子どもがいる役をやる年になったのかぁ」なんてしみじみ見ていると、弟くんはやけに年が離れていそう。

いやいや、他所の家庭に茶々を入れるもんじゃないんですけどね。



そんな葛藤をしていると、あっちゃんは両親から可愛らしい腕時計をプレゼントされます。
内心「な、なんと反応しづらいデザインなんだ(´゚д゚`)」と悩んでいると

母親「明日香にはちょっとオトナっぽかったかな?」
あっちゃん「子どもっぽいんじゃない?」

はい、正直子どもっぽいです。




物語の最初に抱く疑問って、こういう世界観なんだと受け止めるべきか、伏線として捉えるか迷いませんか?

なので仏さんになっていたお隣さんよりも、明らかに幽霊臭い団地の男の子よりも、あっちゃんの家庭事情の方が気になっちゃって(^^;)

「怖いの来いよ!さあっ!」とガタガタ震えながら身構えていた私は、思わぬ違和感に頭がカチッと謎解きモードに切り替わりました(笑)


しかし冴えてたぞ~自分!



でも「霊は心に取り憑く」と言うだけあって、ホラー要素よりも主人公の心の問題の方が大きいように見えましたね。
それとも幽霊ってこういうもんなのかな。



普段は怖いから避けている和製ホラーに入門しようと見始めた作品でしたが、何とも後味の悪い気持ち悪い終わり方。


あっちゃんは嫌いにならないけど、ホラーはやっぱり嫌いになりそう(笑)



楽天リンク