映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『エンジェル、見えない恋人』 二人にだけ見える世界

誰にも姿が見えない特異体質を持って生まれた少年、エンジェル。
エンジェルはずっと、唯一その秘密を知る母親と二人きりの世界を生きていました。

そんな彼を見つけてくれたのは、目の見えない少女マドレーヌ。
心と心で触れ合い惹かれ合う、幼い恋の物語。




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お洒落で可愛らしいキービジュアルに一気に惹き込まれました。
ヒロインのマドレーヌちゃんが本当にお人形さんのように可憐で、立っているだけで神秘的なんですよね。


このファンタジーな世界観をより際立たせるのが、ストーリーが物凄くシンプルだということ。
透明人間な男の子と目が見えない女の子が森で出会って恋をする、兎にも角にもこれだけ。

エンジェルってどうやって生活してるの?とか、マドレーヌの家族はどこで何してるの?とか考えるのは野暮です(笑)

エンジェルの出自を語るにあたって彼の母親も登場しますが、結果的にはそれほど深く本筋に関わってないんですよ。
母親のエピソードをもっと掘り下げてなぜ姿が見えないのかという疑問を解消するのかと思いましたが、敢えて触れられないことで作者の「描きたいのはそこじゃないんだ!」という拘りを感じました。



ただ、そうだとするとどうしても気になってしまうのが
お○ぱいのシーンがめちゃくちゃ長い💦
これは透明人間がテーマだと切っても切り離せないんですかね?(;´∀`)
(『インビジブル』という映画では透明人間の主人公がやりたい放題だったもんで😂)

この映画はイヤラシイ描写ではなかったけれど、幼さが可愛いピュアピュア恋物語だから、じっくり尺を使って映し出されるお○ぱいがより強烈に見えてしまいました。

女性の体を神秘的に捉える感性も分からないではないけれど、もう少しさらっとでも良かったんじゃないかなと正直思います(^_^;)



しかし全体的な感想を言えば、まさに最初から最後まで貫かれる純愛ストーリーで心が洗われました。
姿が透明であるエンジェルの独特な視点も他には無いものがあって、映像としても面白い作品だと思います。




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