映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『フライト・ゲーム』 信じられるのは自分だけ

航空保安官のビル・マークス。
今日もいつものように他の客に混ざって飛行機に搭乗したが、「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」という差出人不明のメールが届いた。
保安局に報告をするビルだったが、それが事態の悪化を招くことになってしまう。




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ビルの登場シーンは如何にもおっかない雰囲気なんだけど、飛行機に乗るのを怖がっていた幼女をみつけると優しく勇気づけていて、ほんの数分で人柄が見事に完璧に伝わるようなシーンになっているんですよね。
こういう詳細に語らずともサラッと人物像が分かる場面って、一気にそのキャラクターに惹き込まれます。

強面だけど実は人情味あるオジサマ、よいですぞー!!(チョロい)



犯人からの脅迫メールにあった口座というのは、調べてみたらなんとビル名義。
おかげで味方のはずの保安局もまんまと犯人の術中にはまり、ビルを容疑者として動き始めてしまうんです。(チョロい)

ネットやテレビでビルはハイジャック犯として報道され、それを見た乗客達は大パニック。
思うように捜査が進められなくなってしまい、一人、また一人と犠牲者が出てしまいます。


誰が犯人なのか疑い始めれば全員怪しく思えてしまうし、緩急ある展開でとてもスリリングでした。




とても些細なところですが、個人的に気に入っているのが爆弾の対応をするシーン。
ビルが出した指示を聞いて、乗務員や偶然客として乗っていた警察官が「それは爆発物の対処法じゃないか」と察するんですよ。
それぞれ違う職業の人達だけれど、こういったマニュアルは共通の知識があるんだなと思うとグッと来て、めちゃめちゃ格好良かった(゚∀゚)



どんなにカオスでも、周りに流されず自分はどう動くのが最善か判断するって重要なことですよね。
ビルが派手に立ち回っている中で、乗客達の個々の行動にも考えさせられました。




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