洋画『メン・イン・キャット』 タイトル二度見
仕事一筋、ワンマン社長のトム・ブラウン。
彼の目標は北半球で一番高いビルを立てること。
自分のことしか頭にないトムだが、娘から誕生日プレゼントに猫が欲しいとねだられ、仕事帰りに渋々最寄りのペットショップへ向かった。
ところが、その店の主人パーキンスから意味深な忠告を受ける。
するとトムの身にとんでもないことが…。
↑Amazonリンク
どどーんと猫ちゃんのサムネイルに目を引かれ、タイトルを見たら「ん?MIBじゃなくてMIC??」と思わず二度見。
しかもこれは邦題で、原題は『Nine Lives』だそうです。
邦題おもちゃにしてんのか!?と思ったら、MIBと同じバリー・ソネンフェルド監督の作品なんですね(゚∀゚)
いやそれでもタイトルで遊んでるのは変わらないか(笑)
…洒落が効いてますね( ̄▽ ̄)
物語は始まるやいなや取ってつけたようなCG。
それが気になる人もいるかもしれないけれど、私はこれがコミック感あって味になってるかなと思いました。
トムは猫を買った後なんやかんやあってビルから転落し、その拍子にトムの意識は猫の中に入ってしまうんです。
そうとは知らず家族は猫トムを家に迎え、トムは今まで向き合って来なかった家族との時間を猫として過ごすことになります。
「メン・イン・キャット」…なるほど。
でもどうしてこうなった?魔法?呪い?
店主のパーキンスはあくまで“猫の専門家”と名乗るだけで、呪術師という職業ではなさそうなんですよ。
見た目はめっちゃ怪しいけど。
それで原題の『Nine Lives』の由来を調べたんですが、イギリスのことわざの「A cat has nine lives.」からついたそうです。
しかしこのことわざの意味が、一方では「愚者も神の加護を受けるという意味のことわざ」もう一方では「なかなか死なない、強運の持ち主という意味」と説明があって、どっちが正しいのか分からん(;´~`)
トムは自分のやりたいことにしか目がなくて、実は今にも部下に会社を乗っ取られそうになっているし、妻は密かに離婚を考えているのに、ピンチに気づいていないんです。
この原題は、そんな愚か者のトムだけど神様の加護で自分の行いを見つめ直すチャンスが与えられたということなのか、
もしくはビルから落っこちても一命を取り留めたり、様々なピンチも乗り越えるラッキーマンということなのか、
どちらにも当てはまるよなぁ。
それにしても、猫になったトムの珍プレーがコミカルで(笑)
トムは必死で家族に自分だと伝えようとしているんですけど、猫ちゃんてこういうイタズラっ子なドジっ子なところあるよな~と、ある意味猫らしいんですよ。
猫好きな人はそんな“おイタ”も愛おしいポイントかもしれないけど、実は「早く人間に戻せ!」と怒ってるだけだったら興ざめですなΣ(゚∀゚ノ)ノ