映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『ウォーターワールド』 海洋惑星と化した未来の地球

温暖化によって北極と南極の氷は溶け、海面が上昇。
かつての陸は深い海に沈み、生き残った人類は「環礁」と呼ばれる浮遊島で命を繋いでいる。
そして彼らの間では、地球のどこかに存在するという「ドライランド」の伝説が広まっていた。



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「ウォーターワールド」を元にしたアクションショーがUSJにあるんですが、このショーのビデオを見せてもらう機会があって、元になった映画はどんな作品なんだろうと気になって見てみました。



設定は個人的に大好物な未来の地球。
地球は海に覆われてしまったので、“土”の希少価値が物凄く上がっているんです。
それで人類は乾いた大地が広がる楽園「ドライランド」がどこかにあると信じて、海を漂流しながら生きています。

一人で旅している者(主人公)もいれば、村のような集団を作って暮らしている人々もいるし、武力行使で物資を集めて生活している海賊もいます。



とある環礁に暮らす女の子の背中には、訳合って入れ墨でドライランドの地図が彫られていて、その地図が欲しくて海賊集団が女の子を狙ってくるんです。



このシーンが面白くて、海の上だっていうのに都合よくジャンプ台みたいなのも設置されていて、水上バイクで様々な技を披露してくれるんですよ(笑)
「これは戦闘シーンなの!?ウォーターショーなの!?」という( ̄▽ ̄)
USJのショーになっているのはここですね。
これはショーを作ってみたくなるのも分かるなぁと思うし、実際めちゃめちゃ再現度高い(゚∀゚)



というか、こんな海しかなくなった世界で何を燃料に水上バイクが動いてんだって話ですよ。
それも意味があって、この“スモーカーズ”という海賊は、1989年に大規模な原油流出事故を起こした石油タンカー「エクソン・ヴァルディーズ号」を拠点としていたんです。
だからガソリンを持ってるんですね~。
こういう小ネタも面白いなと思います。





しかし後から知りましたが、この映画『ウォーターワールド』自体はそれほど興行収入が伸びた作品ではなかったらしいんですよ(゚Д゚)
私はてっきり、大ヒットした映画だからショーにもなっていて、映画もショーも大人気!ということだと思っていたのでビックリ。




物語のテーマはシリアスですが、演出としては結構コミカルなんですよね。
一番の悪役も強面だけど中身はおマヌケキャラだし、ヒロインも守りたくなるようなマドンナではなくじゃじゃ馬系だし、全体的にギャグ漫画っぽい雰囲気。


こういうノリだけれど上演時間は2時間超えで、所々テンポが悪くなるシーンもあるから、もうちょっとサラッと楽しめるようにしても良かったんじゃないかなぁなんて思っちゃいました。
(私が見たのは劇場公開ようにカットされたもので、完全版は更に40分も追加シーンがあるという二度目の驚き)



私は面白い作品だと感じましたが、ウケない人にはウケないのかもしれない(;´∀`)




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