洋画『パッセンジャーズ』 切ない現実
飛行機の墜落事故があり、セラピストのクレアは被害者のケアにあたっていた。
しかし、患者の証言と航空会社の証言には相違が。
そして事件の真相に近づくたびに患者は一人、また一人と失踪。
クレアは航空会社が過失を隠すために口封じしていると疑い、事故の真相を探る。
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墜落事故の物語に対して“面白い”という言葉を使うのは抵抗感がありますが、散りばめられた伏線が繋がっていくと「そういうことだったのかー!」と衝撃を受けました。
これはこれは見た人と感想を話したくなる映画ですね~。
あなたは最初、どこに目をつけましたか?と。
言っちゃえば序盤から違和感はかなりあるんですよ。
むしろ違和感しかない。
なんなら展開が読めてる部分もありました。(キリッ)
私は登場人物の関係性が説明されないことに引っかかったんですよね。
患者として接している人以外の人達。
あなた方は一体…?上司?大家さん?
と言うかどこから来たの?
おっとこれ以上は…(゚д゚)
オープニング曲はミステリアスで不安を覚えるような雰囲気だったのが、エンディングは穏やかで心が清らかになるような曲なのが深いですね。
この頃にはボロボロ泣いてましたけど(TДT)
私、人と人の結び付きを描いた物語に弱いんですよ。
クレアには喧嘩して疎遠になっているお姉さんがいるんですが、でも本当はとても尊敬していて大好きなお姉さんなんです。
このお姉さんへの気持ちが正直に言えた場面で、ブワッと涙腺が緩みました。
そして被害者の一人であるエリック。
アナタはなんと男前なんだ!!
吊り橋理論ってやつもあるでしょうけど、まずピンチに陥っても人を励ませる時点で頼りになりますからね。
勘違いや錯覚的な効果だけでなく、その状況によって人柄を引き出すんじゃないかと思いますよ。
クレアもエリックがそばに居てくれたら、きっと寂しくないでしょう。
真相が分かってから振り返ると、エリックだけ自宅での個人カウンセリングを希望したことに意味を感じますな。
あぁ…もっと違う所で出会えていれば…(TдT)
サスペンスだと構えて見始めましたが、こんなに切ない気持ちになるとは思ってなかった。
でも好きですね~こういうお話。
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