映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年版)』 ホラーからハッピーなミュージカルに

今にも潰れそうな花屋で働くシーモアは、ある皆既日食の日に奇妙な植物を買った。
その植物を店先に置くと花屋は忽ち客が集まるようになり、シーモアは天才園芸家として一躍人気者に。

しかしこの植物の正体は、宇宙から地球を侵略に来た恐ろしい人食い植物だった。



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1960年に公開された同名のホラー映画が1982年にミュージカル化され、そのミュージカル版を映画にしたのがこの作品。



1960年版↓
eigairoiro.hatenablog.com



比べると度肝を抜かれます(゚ロ゚)
ポップなテーマ曲で開幕して、元がホラー映画なことを一瞬にして忘れました(笑)
というかこちらはホラーよりもラブコメ色の方が強くて、ミュージカル化されているのを抜きにしてもガラッと印象が変わってます。
物語のテンポも良くなって、話が分かりやすくなったように感じました。


1960年版と1986年版で違う設定は
植物の名前がオードリーⅡ(1960年版は『オードリージュニア』)。
植物は日本人の庭師からではなく、中国人の花問屋で買った。
ヒロインのオードリーは、歯医者の恋人。


そして一番大きいのは物語の主軸がシーモアとオードリーの恋で、結末がハッピーエンドであること。

オードリーは恋人であるドS歯医者・オリンからの暴力に苦しんでいて、シーモアが救世主となるお話なんです。

前作は歯医者の存在が謎だったんですが、これにもちゃんと意味ができたように思いますね。
めちゃくちゃ面白いキャラなんですよ、クソ野郎だけど(笑)




何より音楽が良いですよね!
作曲はディズニー・ルネサンスの時代を築いた、あのアラン・メンケン
メンケンはこのミュージカルのヒットによって、ディズニーの長編アニメーション部門に抜擢されたそうですよ。


またオードリー役のエレン・グリーンの歌声が素晴らしいんですよね~(゚∀゚)
セリフ中はミニーマウスみたいな甲高いキャッキャした感じの声なんですが、歌パートになるとそれはそれはパワフルな歌声で圧倒されました。



この作品は是非、新旧合わせて見てみてほしいですね。





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