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映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

アニメ『ペンギン・ハイウェイ』 何やらヘンテコなことが起こってます

たいへん頭が良く勉強熱心で、もう大人にも負けないほどいろいろなことを知っている小学4年生のアオヤマくん。
日々感じるあらゆる疑問を研究ノートに書き留め、分析している。
将来はみんなびっくりするほどの、えらい人間になるだろう。


そんなある日。街中でペンギンの群れが出現するヘンテコな現象が起こり始めた。
アオヤマくんは同じクラスのウチダくんと共に研究プロジェクト「ペンギン・ハイウェイ」を立ち上げ、ペンギンを追うことに。

しかしこの謎は、思いもしない人物に繋がっていた。




ペンギン・ハイウェイ


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アオヤマくんは毎日様々な研究をしていますが、最近はもっぱら歯科助手のお姉さん(のおっぱい)に興味津々(笑)
私はこの物語を、ちょっとおませな男の子の成長が描かれるお話かなぁと思って見始めました。
ペタペタ歩くペンギン達も、そりゃあもう可愛いし。

でも確かにそれもあるんですが、物語の内容はもっともっと哲学的。難しい…orz

今起こっている出来事からまだ目に見えていない現象を見つけ出すのが好きな人は、この物語を120%楽しめると思います。
私はアオヤマくんのように頭がよくないので、娯楽映画としての部分を存分に楽しみました笑)
この映画は一人で思考を巡らせながら見るのも良いんですが、誰かと一緒に気づきを共有しながら見るのも面白いだろうな。



主人公が小学生なところが、難解な問題を柔軟に見せてくれてますよね。
大人顔負けに物事を分析するアオヤマくんの後ろで、ウチダくんは川辺ですっ転んでるとか( ̄▽ ̄)
バランサーとしてとても良い仕事をしてる。
でもウチダくんはウチダくんで、等身大の小学生目線で新しい発見をするんですよ。
それにアオヤマくんは恋愛には疎いので、恋の話になるとよっぽどウチダくんの方が大人だったりもして。
ペンギン・ハイウェイについては彼らに任せるので、私はそんな小学生達の思考を分析したい(笑)


後から研究に合流するハマモトさんも、鈍感なアオヤマくんにヤキモキしたり、ガキ大将のスズキくんにちょっかい出されて手を焼いたり、女の子ならではのおませさん。
登場してすぐの時はあまりにアオヤマくんに夢中だったから、隣りにいるウチダくんのことが本当に見えてないのかと思いました(;´∀`)
取り組んでいるものは夏休みの自由研究にしては莫大すぎるテーマなんだけど、彼らの様子を見てるととっても楽しい。


それにしても最後は切なかったな。
小学生を甘く見るつもりはないんだけど、でもずいぶんと駆け足で大人の階段を登らせるような結末でウルッときました。
ただきっとアオヤマくんなら、このペンギン・ハイウェイをもっと追求できると信じてます。