アニメ「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」
すみっコ達がいつものようにカフェに行くと、地下室から大きな物音がしました。
心配になって見に行くと、そこには古びた絵本が一冊。
その絵本を眺めていると、すみっコ達はたちまち絵本の中に吸い込まれてしまいました。
絵本の世界に入ると、自分のおうちが見つからないひとりぼっちのヒヨコが…。
みんなはヒヨコのおうちを探す為、絵本の世界を冒険することに。
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こちらは大人も楽しめる!泣ける!と評判だったので、密かに気になっていた作品です。
まずはすみっコ達のプロフィールですが、
とんかつ → 脂ばかりで残されてしまった、とんかつの端っこ。
ざっそう → ブーケになる日を夢見ているが、すぐ踏まれてしまい成長しない。
とかげ → 恐竜の生き残りだが、捕まらないようにとかげのふりをしている。
などなど、ちょっと淋しい切ないエピソードを持った子達。
サンエックスのキャラクターというと私が子どもの頃に「こげぱん」というキャラクターが流行りましたが、こちらはパン屋さんが居眠りをした為に焦げてしまったパンなんですよ。
サンエックスって、こういう哀愁漂う設定を作るのが好きなんでしょうか。
話を映画に戻しますが、この絵本はどうやら「赤ずきんちゃん」「マッチ売りの少女」「桃太郎」などの様々な童話は入った仕掛け絵本。
その中で出会う薄いグレーの色をした迷子のヒヨコ。
恐らく「あの物語の子なんじゃないか?」と勘づく人もいるかもしれません。
でも物語はそれだけでは終わらないんです。
すみっコ達はどうやって元の世界に戻るのか。
可愛らしいキャラクター達が頑張る姿が何とも愛らしく、そして健気で優しさに溢れていて、クライマックスは思わず手に汗握る展開でした。
噂通り、泣けましたね~(T^T)
このすみっコ達には声がなくて、物語は終始井ノ原快彦さんのナレーションで進んでいくのですが、絵本を読み聞かせるような井ノ原さんの語り口調がとっても良い雰囲気を出しているんですよ。
時折ツッコミが入ったり、すみっコに話しかけるような場面があるのもクスッと笑えました。
とにかく優しい世界で、いい映画でしたね( ;∀;)
疲れた心がほっと安らぎました。
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