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映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

ディズニー映画『アラジン』実写版 アップデートされる名作


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『アラジン』アニメ版の一作目がベースとなってリメイクされた実写版。


本音としては「不朽の名作を弄らないでほしいっ」
そう胸に秘めて見るのを躊躇ってました。


なのですが、YouTubeで唐突に実写版アラジンの動画がお勧めに出てきまして、そこでビックリなネタバレ(というか大オチ)を見てしまったんですよ。


知っている人は知っている設定だったようですが、これは自分の目で真相を確かめねばと即行視聴しました。






実写版を見てみた感想ですが、改変された部分に寂しさもありつつ、でも新しいエピソードに面白さもあって、リメイクっていうのは時代に合わせて更新されていくことなんだなぁと私の認識もアップデートされました。



ジャスミンは元々芯のあるヒロインでしたが、より逞しさが増してます。
お姫様のピンチを王子様が助けてキュンとするような演出は、もう古いんですかねぇ(ノД`)



私の寂しいポイントとしては、イアーゴもちょっとショックで。
実写版ではただのお利口なオウムになられてしまった(>_<)
(“ただの”は失礼か…)
でもアニメ版イアーゴの生意気で口達者だけど、根は世話焼きな兄貴肌ってキャラクターが好きだったのよなぁ。
『ジャファーの逆襲』なんて、イアーゴが主人公といっても過言でないじゃないですか。(感傷)
この新しいイアーゴでは出来ないお話ですね。




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今作で絶対外せないのは、見たらきっと大好きになる新キャラクターのダリア。
ジャスミンの侍女で畏まってはいるんですが、実は砕けたひょうきんな一面もあって、一番信頼している親友という立ち位置なんですよね。

字幕版と吹き替え版の両方を見ましたが、このダリアの吹き替えをされている沢城みゆきさんの演技がめちゃくちゃ面白い(笑)

ダリア役のナシム・ペドラドもコミカルな演技をしていてユニークなキャラクターなのは分かるんですが、悲しいことに私には英語のニュアンスってのは理解できないもんで…orz

しかしそれが沢城さんのおかげで、ダリアのキャラクター性がバチーンと表現されてるんですよ。
みゆきちは本当にすごいなぁ~。







そしてジーニーの物語にも、大きな大きなリメイクがされてます。
これが私が見てしまったネタバレな訳ですが、トリビア的なものを調べると、もしかしたらアニメ版の時点で作りたかったエピソードなのかもしれません。

このブログはネタバレ記事にはしたくないので、「へぇ~、あのジーニーに何があるんだろう?」と興味を持ってもらえたら嬉しい限りでございます。



既に完成された作品を書き換えられることに抵抗があった私ですが、時が経って新しい技術も開発され、当時は表現できなかった世界も実現できるのだと考えると、一概に否定ばかりするものではないと勉強しました。



今後も続々とディズニーの実写リメイクが発表されていますが、怖がらずに見てみようと思います。




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