映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『そんな彼なら捨てちゃえば?』 下手な恋も数撃ちゃ当たる

恋に恋して、自分の勘違いに振り回されるジジ。
夫婦円満と思っていたが、実は亀裂が入り始めていたジャニーン。
恋人を信じて7年同棲したのに、結婚する気はないと言われたベス。

そして彼女らの友人も交えた三者三様の恋が描かれ、自分の本当の幸せを見つけ出すラブコメディ。



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物語はジジが主軸になっているんですが、だいぶイタイ子なんですよ。(←ごめんなさい)
社交辞令を真に受けちゃって、全部“脈アリ”と思って舞い上がっちゃうんです。
だから友達にも、はたまた初対面の男性にも冷静になれと釘を刺されます。
「その男は君に興味がないよ」って。


この映画、『He's Just Not That into You(彼はあなたに興味がない)』が原題なんですよ。
邦題になると立場が逆転してるの面白くないですか?

『そんな彼なら捨てちゃえば?』って誰目線のタイトルなんだろう。
ジジがあまりに暴走キャラなので「ちょっと女の子を小バカに作りすぎじゃない?」と思ったんですが、それを踏まえて女性優位にしたんですかね。
それとも、恋に振り回される彼女達を見て、口を挟みたくなっちゃった視聴者の言葉だったりして。


私はジジとは正反対の性格なもんで、ひたすらジジの行動に驚愕してました(笑)
自分と一番近そうなのはジャニーンかもなぁ。結婚経験はないので、予感ですが( ̄▽ ̄)


優劣をつけるつもりはないですが、私の理想はメアリー。
職場の人達とも仲が良くて、傷が残らない程度にいくつかの出会いを経験して、物語の最後では素敵なパートナーを見つけてます。



このメアリーの職場というのが、ゲイの人向けにコンテンツを展開しているようなんですね。
そこで気になったことがあって、ゲイ=オネェではないじゃないですか。
でも彼らの話し方は全員「~なのよ」「~だわ」みたいな、いわゆるオカマ口調なんですよ。
ゴールデンエッグスの「ローズです♡」「マリーです♡」みたいな(笑)

英語が分からなくて実際のニュアンスの確かめようがないんですが、これが日本語訳の残念なところだなと思いました。
2009年公開の作品なので、実際今よりも偏見があったのかもしれませんが…。

それを考えると以前記事にした『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』では、ゲイカップルさんをノンケさんだと思って話しかけるシーンがありました。
だんだんとナチュラルに描かれるようになってきたってことですかね。


この物語は恋する女子へのエールが詰まった作品なんだと思いますが、カップルで見ても面白そうですね。
相手がどんなことを考えているのか、何を求めているのか、改めてパートナーと向き合うキッカケになるかも。



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