洋画『スパイダーウィックの謎』 困った時はハチミツとクラッカー
現実社会に疲れた皆さん、少年たちの夢あふれる冒険ファンタジーでございますよ!
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双子の兄弟のジャレッドとサイモン、姉のマロリーは母のヘレンに連れられて、森の奥深くにある大伯父の屋敷に引っ越してきます。
ボロボロだし不気味だし、極め付きには窓辺に塩が盛られているという…これ、出るやつやん。
すると予感的中、壁の裏から気配を感じたジャレッドは、物音を追って壁を叩くと隠し部屋を発見。
そこで「決して読んではいけない」と警告が書かれた本を見つけ、思わずを中を見てしまいます。
ジャレッドがみつけた本というのは、80年前に大伯父さんが書いたもの。
好奇心の赴くままに、様々な妖精の生態や魔力についてまとめられていました。
つまり、知らなくて良いことまで知り過ぎちゃったんです。
そのおかげで、本を見てしまったジャレッドもゴブリンから命を狙われるようになっちゃいます。
そしてこの一家なんですが、実は少々(先代も含めたらかなり)複雑な事情があるんです。
恐ろしいゴブリンが攻め込んでくる中、現実はもっと辛い事実があることを知った時のジャレッドの逞しさにぐっと来ました。
まったく、子どもに辛い思いをさせるんじゃないよ!(T_T)
魔法空間に囚われていた大伯父さんはジャレッド達のおかげで娘と再会することができますが、この時二人に笑顔を見せられるジャレッドは本当に大人だと思います。
(このシーンは「リメンバー・ミー」を思い出して泣けました)
CG盛り盛りのファンタジー作品って「アクション映画かな?」というくらい演出が派手なものもありますけど、この作品のCGは自然と調和した感じ。
妖精やブラウニーやゴブリン達も可愛らしくて、絵本を開いたような世界がそこにありました。
中でもブラウニーのシンブルタックは、会ってみたいキャラクターですね。
ぜひ好物のハチミツを用意して。
ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」だったり、ディズニーランドのクリッターカントリーみたいな、人間以外の生き物の存在にワクワクする人には楽しい世界観だと思います。
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