映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『フリー・ガイ』 君と出会って世界が変わった

悪事を働くことが評価される「フリー・シティ」では、サングラスをかけた“サングラス族”と呼ばれる奴らの無法地帯となっている。
しかし真面目で誠実な銀行員ガイは、毎日強盗に襲撃されても幸せに暮らしていた。

そんなある日、ガイはサングラス族の美女モロトフに一目惚れ。
彼女に近づくため強盗犯からサングラスを奪い取ると、今までは見えなかったパラメータやアイテムアイコンが出現。
実はここフリー・シティはゲームの世界。
そしてガイは、ゲームの背景の一部=モブキャラだったのだ――。




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あらすじを読んだだけで分かる、絶対おもしろいやつ(笑)
自分がゲーム好きだからこそ、ゲームをテーマにした作品はハマれないものもあるのですが、これはモブキャラに焦点を合わせているのが斬新で惹かれました。





「フリー・シティ」は世界中で大人気のゲームなんですが、実は別のゲームの骨格コードを盗用した疑惑があり、ただいま元のゲームの制作者ミリーと係争中。
そしてガイが一目惚れしたモロトフというキャラクターは、盗用の証拠を掴む為フリー・シティに潜入していたミリーだったんです。


自分がモブキャラだなんて思いもしないガイはひたすら一途にモロトフを追いかけて、これが何とも健気。
どんなに冷たくあしらわれても初めての恋にお花畑満開で、彼女に振り向いてもらうためにメチャクチャ頑張ります。




ライアン・レイノルズの顔芸も相まってギャグ映画に見えますけど、でも恋心の描かれ方はお洒落なんですよね。
ガイがモロトフに惹かれたことにもちゃんと理由があって、ただドタバタ劇をしているだけではないんです。
物語の性質上プログラマーが多く登場しますが、理系の人ってロマンチストが多いのかしら?

途中は大笑いしながら見ていたのに、最後は普通に感動しちゃって、まんまと監督の手のひらで転がされた感じですな。




AIに自我が芽生えるって恐怖に描かれる場合も多いけど、ゲームの『どうぶつの森』とかで想像したら凄く楽しそうじゃないですか!?
ハッケミィにリアルに運勢を占ってもらうとか、モニカにダンベル何キロ持てるか聞いてみるとか、ジャックにガチで口説かれるようになるとか(笑)




それと作中に何人かYouTuberが登場したんですが、みんな本物の人気ゲーム実況者さんらしいんですよ。
これ分かる人ならもっと面白かっただろうなーと、ちょっと残念でしたorz
普段海外のゲーム配信を見る人は、カメオ出演にも注意してみてほしいですね。



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