映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『ファインド・アウト』 猪突猛進ガールの事件簿

何者かに誘拐され、自力で脱出したジル。
警察へ助けを求めるが証拠が見つからず、事件はジルの妄想であったと片付けられてしまった。

それから一年後、妹のモリーが突然姿を消してしまう。
ジルは同一犯によるものだと確信。
警察へ通報するが信じてもらえず、一人で犯人を探すことに。



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頼りにならない警察にイライラしちゃうお決まりの展開ってありますけど、その中でもかなり腹立つやつでした。

警察じゃなくても、例えば店員さんでも「あーこういう(痛い)人ね」って態度良くないですよね。
クレームなどに変な慣れが生まれてしまって、本当に助けを求められているのに「はいはい、また今度ね」ってなっちゃうパターン。

私これ大っ嫌いなんですよー(´Д`)



ジルは一年前の事件で精神を病んだことにされてしまって、数ヶ月強制的に入院させられ、いろんな薬も飲むように言われてます。

そのため他の人以上に“特別視”されている面があるんですよね。


警察側は協力どころか、ジルをどう宥めるかしか頭にありません。
このせいでジルは自力で、かなりの強硬手段でモリーを探し始めます。


でもこのやり方が、近所の人達から目撃情報を得るのにカマをかけるのが物凄く上手いんですよ。
ペラペラ嘘が飛び出すもんで、本当に虚言癖に見えて正直ジルへの信用が薄くなりました(;´∀`)
体を鍛えているシーンはありましたけど、こんな話術はどこで身に着けたんだろう。


というかこの映画を見ると人間不信になっちゃうかも(笑)
友達も主治医も警察側についてしまって、ジル自身は逞しく犯人を追っていたけど、私の方は味方がいない孤独や心細さにやられそうでしたorz


全てやりきったジルの警察への仕返しは格好良かった!
これで良かったのかと聞かれたら人の道に反するとは思うし、不謹慎かもしれないけど。
しかしこの物語に出てくる人達は信用できないし、正直に話したところでどうせ信じてくれませんからね。



ジルが一人で行動を始める時に、いつも飲んでいた薬を捨てるシーンがあるんです。
この薬だって、最初から警察が信じてくれていたら必要なかったかもしれないですよね。
自分が見たことは妄想じゃない、本当にあったことだと決意を固めるシーンだったんだと思います。


サスペンスとして見るには伏線置いてけぼり感が否めないけど、警察とのカーチェイスはなかなかスリリングでしたよ!

カーアクションもこなしちゃって、ジル最強か(笑)



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