映画いろいろ。

映画の感想文。何となく目に止まった作品を、何となく観始めるのが好き。

洋画『幸せへのキセキ』 父親の背中を見て育つ

<ざっくり概要>

妻を亡くし、シングルファーザーとして仕事も子育ても頑張っていたベンジャミン。
しかし反抗期の息子は非行が続き、心機一転新しい生活を始めることに。

街外れに理想の物件を見つけて契約するが、なんとそこは閉鎖中の動物公園。
資金難の動物公園の運営は非常に厳しく、息子とも衝突。
だが仕事熱心な職員達に助けられ、家庭の修復と動物公園再開を目指す。




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今週のお題「お父さん」

何歳になっても冒険心と夢は持ち続けたい!
ベンジャミンを見てるとそう思います。

現実的に考えたら、突然仕事を辞めて潰れる寸前の動物園を買い取って住むなんて「何言ってんの!?」ってなりますけど(笑)


でも本人の情熱が伝わってくるから、みんなも付いてきてくれる。

この物語って奥さんが亡くなっていたり悲しい部分もあるんですけど、人と人との関わり方がとても理想的。
思ってることを吐き出しても受け止めてくれる人がいて、気まずくなってもちゃんと向き合う時間が作れる。

職場や学校で起こる問題って、人間関係でどうにか状況を変えられることも多いと思うんです。
行き詰まっても助けを求められる人がいて、助けてくれる人がいたら解決できるかもしれないし。
その関係を築くのが簡単ではないんですけどね。


幸せへのキセキ』を見ていると、出てくる人達が本当に気持ちが良い人達なんですよね。
動物園の運営どころか動物の仕事すら未経験の人がいきなりオーナーになるのに、職員達はしっかりと本人の努力を認めてくれるんですから。
ベンジャミンの人柄があってこそですけど、会社勤めの頃は家族の触れ合いを持つのが難しかっただろうし、子ども達も父親の背中を見られる機会が少なかったんじゃないでしょうか。
一生懸命な姿を間近で見ていたら、そりゃあ反抗期な息子くんも心が動かされますよねぇ。


息子のディランと言えば、動物公園で働く女の子・リリーとの可愛い恋模様もあるんです(*´ェ`*)
ベンジャミンは「20秒の勇気」だと言ってディランの背中を押すんですが、自分が奥さんと出会った時のことを重ねていて切なかった。
家族が温かさを取り戻せたのは、ベンジャミンがどれだけ奥さんを愛していたかなんだなぁ。


こんなお父さんだったら、父の日の贈り物選びも楽しいイベントになりそう( ´∀`)



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